【クロス屋さんで年収1000万円は可能】元請けと手間請けの違い

勇助っ人

見習い君はクロス職人として独立したら将来どれぐらい稼げるようになりたい？

そうだなー

せっかく独立するなら年収1000万円ぐらい稼いでお金持ちになりたいなー

職人見習い君

勇助っ人

なるほどー！

そしたら年収1000万円を目標にするとしてどうすればそれだけ稼げるようになると思う？

まずは技術力を高めて信頼されるような職人になれるように頑張ってみようと思うよ！

あとはいろいろな人と繋がりを増やして仕事が切れないようにしたいなー

職人見習い君

勇助っ人

なるほどね！

技術力を高めるのは良い心構えだね！

でもそれだけだと1000万円も稼ぐのは難しいと思うよ！

そうなんだ！！

じゃあどうすればいいんだろ……

職人見習い君

勇助っ人

よし！！

じゃあ今日は独立して年収1000万円稼げるようになるためにどうすればいいか具体的な方法を教えるね！

はい！

よろしくお願いします！！

職人見習い君

今回はクロス屋さんとして独立した後に年収1000万円を稼ぐ為にはどうしたらいいか具体的な方法論を紹介しようと思います。

具体的には年収というより年商から材料代などを引いた所得1000万円という設定で話しを進めていきます。

さらに言うと現実には税金対策の為に経費をなるべく計上して所得を800万以下に抑えた方がいいのですが

今回は細かい話を抜きにして体感的に年収1000万円稼ぐためにどんな方法があるのかを紹介していきます。

この記事はこんな方に役立ちます

それでは早速みていきましょう！

【クロス屋さんで年収1000万円は可能？】独立した後の給料は？

独立して年収1000万と聞くと難しいように思うかもしれませんがしっかりとした知識と戦略があれば案外簡単に目指せてしまうものです。

それではクロス屋さんとして独立するためにはまずはどこに気をつけなければならないのでしょうか？

独立するためのポイントしてまずは以下の事を説明しようと思います。

独立するためにはまず失敗例と成功例を知っておく事が大事なのですがその前にまず手間受けと元請けの違いについても説明しようと思います。

クロス屋さん手間受けと元請けの違い

まずは元請けについて紹介していこうと思います。

ここでは上記の事を掘り下げて紹介していきます。

元請けとはハウスメーカーや建築会社さんなどから直接仕事を受注する1次下請けの事を言います。

クロス屋さん元請けのメリット

元請けのメリットはやはり高単価な仕事を受けられる事です。

元請けの場合、建築会社から直接仕事を受注する事で仲介業者への手数料や余分な材料代を引かれなくて済むので手元にお金が残りやすいです。

その為、人を雇う事もできますしこちらが仲介業者になって手間請けで仕事をしてくれる職人さんから仲介手数料を抜く事もできます。

勿論自分で仕事をしても高単価ですし自分以外の職人さんに働いてもらう事で1馬力以上の稼ぎを得る事ができるのです。

クロス屋さん元請けのデメリット

元請けのデメリットは逆に言えば人を雇わないと仕事が回らないと言うことです。

どういう事かというと、元請けとして仕事をコンスタンスに取るためには繁忙期だろうと閑散期だろうと現場が被ってしまう事が多々起きます。

元請けとして仕事を受注すると言うことは複数の建築会社と取引する必要があります。

一つの建築会社に依存してしまうと閑散期に仕事がパッタリ無くなってしまったり足下を見られてしまって単価を下げられたりしてしまう事も起こるでしょう。

そうならない為に複数の建築会社と取引する必要が出てくるのです。

複数の建築会社と取引すると閑散期の場合でもあらかじめ決まっていた現場の工期がズレてしまい他の建築会社の現場と被ってしまったり

逆に繁忙期の場合だと閑散期に仕事を回してくれた分いろいろな建築会社さんに付き合いで仕事を受けなくてはいけなくなりさらに現場が被ってしまいます。

そうなると必ず人手が必要になります。

人を雇うと言うことはリスクが高くなると言うことです。

良い職人さんだけ使うことができればいいですが仕方なく腕が悪い職人さんを使わなければならない事も出てくるかもしれません。

そうした場合でも全ての責任は自分にあるのでクレーム対応は自分が責任を持って行わなくてはなりません。

支払い面でいうと例えば取引先の建築会社が急に倒産してしまってお金が貰えなかった場合でも

仕事を受けてくれた職人さんや材業代の支払いは必ずしなければなりません。

その場合かなりの赤字になるでしょう。

高単価で事業の拡大がしやすい分リスクも高いのが元請けの職人さんです。

次に手間請けについて紹介していきます。

クロス屋さん手間請けのメリット

手間請けのメリットは自分で現場管理をする必要があまりない事です。

元請けほど高単価な仕事は受けられませんがその分仲介に入る内装会社や元請けの職人さんが現場の管理をしてくれます。

工程の調整や現場でトラブルが発生してしまった場合でもほとんどの場合内装会社や元請けの職人さんが間に入って調整してくれます。

技術力があれば色々な元請けの職人さんや内装会社さんと繋がるだけで仕事は安定して受け続ける事ができます。

手間請けのデメリット

手間請けのデメリットは先ほども紹介したとおり元請けと比べて単価が安い事です。

仲介で現場管理をしてもらっている分仲介手数料を取られてしまうので単価は安くなってしまいます。

手間で現場を受けているので他の職人さんにさらに手間で現場を受けてもらうことは勿論できませんし

従業員を雇いたくても単価が安いのでそれもできません。

手間請けでも腕が良くて仕事が早い職人さんなら月100万円ぐらいまでなら稼げる可能性はありますが

それを毎月続けるとなるとかなりハードだと思います。

やはり年収1000万円以上を目指すなら元請け一択でしょう！

クロス屋さん独立後の失敗例

独立するにあたってまず大前提として大事なのは技術力です！

しかし技術力がある程度高かったとしても独立して失敗してしまうケースがあります。

独立後に失敗するパターンは大体こんな感じです。

元々仕事と資金が潤沢にある場合はいきなり会社を立ち上げて法人になる場合もあるかもしれませんが

一人親方として独立する場合、大体の方が個人事業主になるかと思います。

個人事業主ということはまず自分で仕事を探さなければなりません。

大きな内装屋さんの手間請けとして働く場合、ある程度安定して仕事を受注する事も可能かもしれませんが大きく稼ぐ事は難しいです。

せっかく独立するなら元請けの仕事を探してより大きな利益を上げられるように考えるのが一般的でしょう。

元請けの仕事を受けるならもちろん、手間受けの仕事をしていたとしてもある程度の資金が必要になります。

会社員と違いお金の締め日と支払い日が最低でも1ヶ月になりますし税金も高くなり自分で納付しなければならなくなります。

この辺の事を知らないまま独立すると資金が足りなくなったり仕事が上手く取れなかったりして失敗してしまうケースがあります。

クロス屋さん独立の成功例

次に独立の成功例を紹介します。

独立の成功をどの基準にするのかが大事になってきますが、今回はタイトル通り年収1000万円としましょう！

成功例を挙げるとこんな感じです。

簡単にいうと失敗する原因を一つ一つ潰してさらに応用すれば成功する確率は格段に上がります。

さらに言うと成功の本質は信頼と信用を得る事です！

まず元請けの仕事を取るためには信頼が必要になります。

まだまだこの業界はアナログなところがあるので元請けの仕事を受けられるようになるには

知り合いに紹介してもらったりいろいろなツテや人脈が大事になります。

そのためには約束の工期に何が何でも終わらせる心構えと仕上がりの良さが大事になります。

さらに言うと電話の折り返しやメールの返事を早めに返すようにしたり

請求書やその他書類関係の提出期限に遅れないようにといった基本的な事を必ず守る事も大事になります。

信用されれば仕事もどんどん回してもらえるようになるでしょう。

しかしこれだけだと年収1000万円はキツいかと思います。

年収1000万円を目指すためには必ず資金が必要になります。

そしてその資金を元手に自分以外の人材を雇う事によって事業を拡大させなければなりません。

事業を拡大させる為に必要なのが資金繰りです。

自分一人で回している時は資金繰りをそこまで深く考えなくても成り立つかもしれませんが人を雇うとそれがガラリと変わります。

例えば売掛金の回収が何かしらの理由で遅れてしまった場合でも人を雇っていた場合は仕事をしてくれた人には必ず期限日までにお金を支払わなければなりません。

これも信頼に繋がる部分で現金が足りなくなってしまったら借入をしてでも必ず支払期限は守らなければなりません。

潤沢な資金が確保できれば失敗する確率を下げる事ができ、成功する確率を上げる事ができるでしょう。

そして最も厄介なのが人です！

よく人間の悩みのほとんどが人間関係と言いますがまさにその通りだと思います。

人をある程度増やしていくとそこには必ず問題が生まれます。

給料の問題であったり現場の不満であったり仕事で何かをやらかされてしまったりとトラブルは絶えないです。

それを改善するためには仕組み化が大事です。

朝礼やミーティングの機会を作ったりしてビジョンや明確なルール、評価制度の共有などをする事によって秩序ある組織運営が可能になるでしょう。

人を雇う場合は感情論ではなくルールや仕組みに基づいた運営が必要になります。

そこまでできてしまえば年収1000万円は軽々達成できるかと思います！

法人化して年商５億円も夢では無いでしょう！

こんな記事もあるよ！

クロス屋さん独立後の年収3パターン

最後にクロス屋さんの独立後の年収の例を３パターンほど紹介します。

クロス屋さんの年収例

それでは早速見ていきましょう！

【クロス屋さん独立後の年収】手間請け

まずは手間請けです。

先ほども紹介した通り手間請けの場合内装会社や元請けの職人さんに対して仲介手数料が発生するので

独立後の年収で言うと一番低いです。

しかし一番リスクが少ないのも手間請けの職人さんなので自分のライフスタイルに合っている場合は手間請けの職人さんをおすすめします！

手間請けの年収の平均は……

500万円～600万円！

手間請けの月収MAX額は……

100万円！

【クロス屋さん独立後の年収】元請け編

次に元請けの職人さんの年収を紹介します！

元請けの職人さんの場合手間請けと比べると単価が高い分さらに年収は上がります。

先ほど元請けの場合は人を雇わなければならないという話をしましたがここでは平均的な元請けの職人さんの年収を紹介します！

元請けの年収は……

800万円～1000万円！

元請けの月収MAX額は……

200万円！

【クロス屋さん独立後の年収】法人化した内装会社編

最後に紹介するのは法人化した内装業社です！

人を雇うと言ってもここで紹介するのは法人化した内装会社の社長になった場合の年商を紹介します。

補足：ここでは社長の年収ではなく会社の売上である年商について紹介します。

法人化した内装会社の年商は………

1億円～5億円！

【クロス屋さんで年収1000万円稼ぐ方法】まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回紹介した内容をまとめるとこんな感じになりました。

ここまで読んでくださった方は元請けと手間請けには大きな差があると言うことや独立後にどのような事に注意したらいいのかが分かっていただけたかと思います。

最後に独立後の年収についても紹介しましたがこれは年収が上がる分リスクも増えると言うことです。

せっかく独立したならリスクを恐れずたくさん稼ぎたい！と言う方や

独立して安定した生活をしたい！など

様々な方がいらっしゃるかと思います。

もしこの記事を参考にして独立後の立ち回りを決めるのに役立てて貰えた方がいたなら嬉しいです。

それではまた！