クロス屋さん独立

クロス屋さんとして独立した際に絶対失敗しないための準備とは?

【クロス屋で独立したら年収はいくら?】失敗しないための準備とは?

勇助っ人
見習い君はクロス屋さんとして一人前になったらどうしたい?
それはやっぱり独立したいと思うよ!

独立していっぱいお金を稼げるようになりたいなー

職人見習い君
勇助っ人
そうだよね!

そしたら具体的にどういう形で独立するのか考えたことはある?

……。

そういえば独立についてあんまり深く考えた事は無かったな。

とりあえず道具を揃えるために貯金して仕事を探そうかなー

職人見習い君
勇助っ人
そんな漠然とした考えだとせっかく独立しても失敗するかもしれないよ!

見習い君が将来独立した時に失敗しないように具体的にどのぐらいお金が必要なのか、

仕事はどうやって探せばいいのか、税金とか経理はどうしたらいいのかできるだけ詳しく説明するね

是非よろしくお願いします!!!
職人見習い君

今回はクロス屋さんの独立について紹介していきます。

クロス屋さんとして3年~5年ほど仕事をしているとスキルもどんどん向上し独立してもっとお金を稼ぎたいと思う方も少なくないと思います。

しかしいざ独立しようとしてもなかなか周りに独立の仕方をレクチャーしてくれる人はいないのが現実です。

なぜなら仕事先の親方や会社の社長などはできればずっと自分の手元として働いて欲しいと思っているからです。

もしかしたら知り合いの職人さんで独立の仕方を丁寧に教えてくれる方がいるかもしれません。

しかしここで注意しなければならないのはその職人さんがおいしい話ばかりして実は

自分の受け持ってる仕事を手間受けとして安く使おうとしているパターンがあるという事です。

現に私もそのようなケースをかなり見てきました。。。

なんなら独立しても結局親方の元に戻ってしまったり

他の内装会社に再就職する職人も居るぐらいです。

こんな話を聞くと独立する事に不安を抱くかもしれませんが私も独立当初はそうでした!

今回は独立で失敗してしまう理由とその対処方法を紹介していこうと思います。

この記事はこんな方に役立ちます

  • 独立で失敗したくない方
  • 独立で失敗しない為の準備が知りたい方
  • 仕事の取り方や税金についてなどを詳しく知りたい方

クロス屋さんとして独立した際に失敗する理由

クロス屋さんとして独立した際に失敗する理由

クロス屋さんとして独立した場合、失敗してしまう原因は大まかに4つあります。

  • 独立しても仕事がない
  • 道具や車は揃えたけどお金が足りなくなる
  • 税金が高くお金が無くなる
  • 経理のやり方が分からず確定申告の時に無駄なお金が出ていく

大体これらの4つが原因で独立しても上手くいかなくなってしまう場合が多いです。

それではこれらの原因についてもっと深掘って見ていきましょう。

仕事がない

【クロス屋さん独立】仕事がない

まずは仕事です!

仕事がない場合の問題点として3つ例をあげるとこんな感じです。

  • 独立当初は信頼がない
  • 一つの得意先に頼ると弱みを握られてしまう
  • 独立して立場がかわると手のひら返しをされてしまう

独立当初は新規で仕事を取ろうとしても信頼が無くなかなか仕事が取れない場合が多いです。

大手の内装屋さんの手間受けとして働こうと考えていても新参物は信用が無いので割に合わない現場ばかり回されてしまう事もあります。

冒頭でも触れましたが独立前に知り合いの職人さんにおいしい話を振られていたり独立の援助をしてもらったとしても

ここ以外に仕事が無い事などの弱みを握られてしまうと

いざ独立した時に食い物にされてしまうという最悪のパターンもあります。

最初から大手の内装屋さんの社員として働いていて独立したら手間受けで仕事を流してくれると約束されていたり

親方から仕事を回してもらう約束をしていたとしても

一つの得意先に依存してしまうとそれが弱みになり同じように食い物にされてしまうかもしれません。

それまで良好な関係を築いていたとしてもビジネスの世界は残酷で

立場が変わると手のひら返しされてしまうリスクが常に付きまといます。

最初は良くても1年後2年後さらには10年後にはどうなっているのか全く分からないのです。

独立とはまさに身一つでジャングルに飛び込むようなものなのです。

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お金がない

【クロス屋さん独立】お金がない

次はお金についてです!

お金の問題は実は仕事より重要かもしれません!

お金が無い場合の問題点として2つ例をあげるとこんな感じです。

  • 心に余裕が無くなる
  • 支払い日が変わるので資金繰りが厳しくなる

仕事に関しては独立当初にもし割に合わない現場ばかり回されてしまう状況になったとしてもとりあえず売上は担保されますし

文句を言わずに我慢して手間暇かけて丁寧な仕事をしたり無理な工期を言い渡されても残業をいとわずにきっちり現場をこなしていけば

必ず重宝されますし噂も広まり徐々に他の仕事のツテができたり元請けとして単価の高い現場も受けられる可能性があります。

しかしそれも潤沢な資金があってのことです。

お金は一番の精神安定剤とは良くいったものでお金が無ければ余裕もなくなります!

余裕が無くなれば手間暇かけて丁寧な仕事などできなくなってしまいますしそれにより信用も無くなり負の連鎖に陥ってしまうでしょう。

そんなお金についてまず気をつけなければならないのは資金繰りについてです。

資金繰りというと少し難しく聞こえてしまうかもしれませんが具体的に独立当初に気をつけなければならないのは給料の支払い日についてです。

会社員や親方も元で働いている場合は月末締めの10日払いだったり20日締めの月末払いったりするかと思います。

締め日から10日、遅くても15日以内には給料が支払われるかと思います。

しかし独立すると手間受けであっても早くて月末締めの翌月末払いになってしまうのです。

締め日から早くても一ヶ月間は給料が支払われないのです。

そうなると会社員として働いていた頃より20日も遅く給料が支払われる計算になってしまいます。

具体的に独立前にどのぐらいのお金の貯蓄があった方が良いのかは後で説明するので是非最後まで見てください。

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税金が高い

【クロス屋さん独立】税金が高い

次に税金についてです。

税金の問題はお金の問題とほぼ同じですが一応分けて紹介します。

個人事業主として独立開業すると一般的には国民保険と国民年金に加入しなければなりません。

そして一年に一回確定申告をして所得税が決まり一気にもしくは半分ずつ所得税を納付しなければならないのです。

所得税に関しては青色申告をしたりしっかりと経費を計上すれば安く済む可能性がありますが特に国民保険はかなり高く感じると思います。

会社の従業員として働いている場合、厚生年金や社会保険などの税金は会社が半分負担してくれています。

そして住民税も毎月の給料から天引きしてくれていたりもします。

しかし独立してしまうと今まで支払っていた厚生年金や社会保険の2倍の金額をいきなり負担しなければなりません。

しかも国民保険や国民年金に関しては独立してすぐに払い続けなければならないのでかなり負担に感じると思います。

住民税に関しては金額に変化がありませんが

今まで毎月給料から天引きされていたものが独立すると3ヶ月に一回まとめて自分で納付しなければいけなくなります。

今までは会社の給料から自動的に引き落とされてたものが急に自分で納付しなければならなくなるので毎月の納付額を把握してちゃんと温存しておかないと後でとんでもない事になるので注意が必要です。

経理が分からない

【クロス屋さん独立】経理がわからない

最後に経理について紹介します。

独立するとお金の管理や仕事の請求書の作成やもし外注で職人さんを使う場合などは発注書の作成も自分で行わなくてはならなくなります。

先ほども少しお話しましたが確定申告も自分でしなければなりません。

確定申告には白色と青色がありますが断然青色申告がおすすめです。

青色申告の場合複式簿記で帳簿に記録を付けなくてはならず、損益計算書貸借対照表も作成しなければなりません。

そこまでしてなぜ青色申告がおすすめなのかと言うと

青色申告特別控除によって税制で優遇されるからです。

青色申告特別控除に加えてe-Taxによる電子申告をすれば総売上から最大65万円の控除を受けることができます。

クロス屋さんとして独立した際に失敗しないための準備

クロス屋さんとして独立した際に失敗しないための準備

ここまでクロス屋さんとして失敗してしまう原因について紹介してきました。

結構ネガティブな内容になってしまいましたが安心してください!

失敗する理由が分かれば後は失敗しない為にきちんと準備をしておけば独立が成功する確率は格段に上がります。

独立を成功させるためのポイントを上げるとこんな感じです。

  • あらかじめ仕事先を探しておく
  • お金がいくら必要になるのかなるべく細かく把握しておく
  • 税金や経理についての知識をある程度付けておく

それではこれらのことを深掘って見ていきましょう!

あらかじめ仕事先を探しておく

先ほどは独立当初は信頼もなく1つの取引先に依存してしまうと良くないという話を紹介しました。

それではどのように安定的に仕事を取っていけば良いのでしょうか?

独立当初に仕事先を確保するポイント

  • 今まで勤めていた会社や親方や職人仲間から仕事を振ってもらえるように交渉しておく
  • 材料屋さんと繋がっておく
  • マッチングサイトなどに登録してみる
  • 地元や近くのライングループを探してみる

具体例を挙げるとこんな感じです。

今まで勤めていた会社や親方や職人仲間から仕事を振ってもらえるように交渉しておく

まずは身の周りの人から仕事を振ってもらえないか聞いてみる事です。

先ほど紹介したように勿論一つの取引先に頼って安心してはいけません。

しかしこれが一番信頼が持てる取引先になるかと思います。

材料屋さん(問屋さん)と繋がっておく

材料屋さんとは糊・パテ・クロスを仕入れるにあたって必ず繋がっておくことをおすすめします。

いざとなったら仕事を振ってもらえる相手でもあり、材料も安く買えて配達までしてくれます。

いずれ自分で元請けの仕事をした時に

工期的にどうしても職人さんが足りなくなってしまった場合なども

材料屋さんのツテで職人さんを回してもらえたりする事もあります。

材料屋さんとは必ず仲良くしておく事をおすすめします。

マッチングサイトなどに登録してみる

昔と違い今はインターネットがあります。

今時はネット上に様々なマッチングサイトがあるのでこれを使わない手はないです。

有名所でいうと助太刀君やマイスターズ、暮らしのマーケットなどを登録しておくと良いでしょう。

独立する前に一回仕事を受注してみて感触を掴むのもいいかもしれません。

マッチングサイトを上手く使いこなせれば人脈も広がりますし『仕事が無くて困る!』という状況は回避できます。

地元や近くのクロス屋さんのライングループを探してみる

少し前からトレンドになっているのがライングループです。

地元や近くのクロス屋さんのライングループのコミュニティーを見つけられれば簡単に近くの職人さんと繋がる事ができます

仕事もフランクに発注したり受注したりする事ができます。

上で紹介した3つに比べて難易度は高いですがやっぱり職人同士で繋がる事のメリットはかなり大きいです!

中にはかなり良い単価で仕事を受けている職人さんがいたり仕事はいくらでも取れるけど人が足りないなんていう職人さんもいます。

勿論技術はしっかりと持っていなければなりませんが、技術さえあれば一番信頼関係を築きやすいのがこのライングループです。

お金がいくら必要になるのかなるべく細かく把握しておく

次にお金についてです。

先ほどは独立をすると支払い日が遅くなり資金繰りで苦労してしまったり税金が高くなってしまうという話をしました。

まずは独立する前にどれぐらいお金が必要になってくるのかを細かく把握しておく必要があります。

その際に注意するポイントはこちらです。

  • 独立した後の収入の予定
  • 支払い日の把握
  • 材料代や税金の把握

以上の3点が大事になってきます。

その前に大前提として車や道具はすでに揃っている前提で話を進めていきます。

独立するために必要な道具とは?

独立した後の収入の予定

独立開業する前に仕事の取引先があらかじめ決まっていれば

独立後にどのぐらいの単価で仕事を受けられてどのぐらいの収入になるのかある程度把握できるかと思います。

例えば新築の戸建て住宅の仕事をメインで受ける場合

引っ張りM×0.85=平米

平米=500円

だったとして月に1500平米ぐらい仕事がもらえると仮定すると月75万円の売上げになります。

この際に気をつけるべきポイントは

月に貼れる平米数を少なめに見積るということです。

実際は工期がずれて予定通り現場に入れない場合もありますし造りが細かくて思ったより貼れなかったりする場合があります。

月の売上げは少なく見積もって把握しておくことをおすすめします。

支払い日の把握

先ほども説明したように独立して仕事を受けるようになると少なくとも月末締めの翌月末払いになってしまい支払いが今までよりかなり遅れて入ります。

そうなると最初の収入を得られるまでに毎月の出費がダブルで発生してしまい、資金が足りなくなってしまう事があります。

独立前に必ず今までの手取りの3ヶ月分は余分に貯金しておく事をおすすめします。

材料代や税金の把握

次は材料代や税金についてです。

独立する前は糊やパテ、クロスの材料費がどのぐらいするのかあまり分からない事が多いかと思います。

私も独立するまでは正確には分かりませんでした。

独立する前に自分と契約する材料屋さんに必ず材料代の金額の交渉をしておく事をおすすめします。

実績が無いうちはあまり値引きできないかもしれませんが支払い期限を必ず守り

現場の数をこなしていく事で信頼関係ができ、安い値段で取引してもらうことができると思います。

税金については先ほど紹介した通りなのですが

必ず経費にできるものは経費として計上しましょう。

具体的に何が経費にできるのかきちんと把握して領収書は必ず取るようにしておきましょう。

そうすることで帳簿上の所得を抑えられ、確定申告後の税金を安く収める事ができます。

こんな記事もあるよ

経理についての知識をある程度付けておく

独立前に税金や経理についての知識をある程度付けておいたほうが良いでしょう。

手間受けとして仕事をしているうちはそこまで知識はいりませんが

もしいずれ元請けの仕事を受注するようになったり人を使うようになりたいのであればお金の知識はかなり大事になります。

ここを気をつけておかないと帳簿上は利益が出ているのに売掛金の回収が遅れたり買掛金の支払いが多くでてしまったりして

徐々に資金が無くなり破産したり倒産してしまったりするケースもあります。

いわゆる黒字倒産というやつです!

独立するということは個人事業主であれ経営者になるというマインドを持った方が良いでしょう。

特に外注や社員として人を雇う際の支払いや材料代の支払いなどは自分の収入よりも重要になってきます。

きちんとお金を支払った上でちゃんと自分の収入を残す為にはキャッシュフローが一番重要になってきます。

もし独立して規模を大きくしてたくさん稼ぎたいと考えているのなら

この商売は最終的に借り入れビジネスになるので今のうちから銀行の信頼を得るためにも

財務の知識をきちんとつけて最初のうちから財務諸表をきちんと作ってお金の流れを把握しておく事をおすすめします。

最後に

いかがでしょうか?

ネガティブな内容が多くなってしまいましたがきちんとリスクを考えて独立すれば必ず成功します。

職人なので勿論技術が大事なのですが、それと同じぐらい生き抜く力や知識が大事になります。

独立とはまさに身一つでジャングルに飛び込むようなものです。

そのジャングルで何も考えずに細々と狩りをして暮らすのも良いかもしれませんが

ジャングルは可能性に満ちあふれています!

ジャングルの開拓方法を知っていれば自ら町を作ってその町の王になれるかもしれません!

せっかく独立するなら上を目指してみてはいかがでしょうか?

10年後のあなたは内装業界の王かもしれませんよ!

それではまた!

-クロス屋さん独立

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