クロス屋さんの道具

クロス屋さんにおすすめのパテの種類、道具、やり方を解説!

クロス屋さんのパテ道具

勇助っ人
今日はクロス屋さんが使うパテのおすすめとパテ道具について説明していくよ!
クロス屋さんが使うパテって種類によって何か違かったりするの?
職人見習い君
勇助っ人
痩せの拾いやすさとか削りやすさとか粘り気とかがパテの種類によって変わってくるんだよ!
そうなんだね!そしたらパテ道具はどうやって使えばいいの?
職人見習い君
勇助っ人
そのことについてもこれから詳しく説明するからよく聞いててね!
わかったよー
職人見習い君

クロス屋さんはクロスを貼る前にパテという粘土のような物でボードのつなぎ目やビス頭などを埋め平らにならします。

このパテ打ちはクロス屋さんにとってクロスを貼るより大切なぐらい後々の仕上がりに影響するので一番重要な作業だと言えます。

パテが汚いといくらクロスを綺麗に貼っても仕上がりが悪くなってしまいますしクロス屋さんにとって一番補修が大変なのもパテの補修なのです。

今回紹介する内容はこんな感じです

  • クロス屋さんのパテ(下パテと上パテ)について
  • 下パテの種類
  • 上パテの種類
  • パテ道具の使い方

それでは紹介していきましょう!

クロス屋さんにおすすめのパテ道具はこちら


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クロス屋さんのパテとは?

パテとはそもそもどんな物かというと↑こんなやつです!

最初は粉状になっていてここに水を適量加えると粘り気がでて粘土のようになります。

この粘土のようになったパテを専用のパテベラという道具でボードの目地やビス頭に入れて平らになるようにならしていきます。

時期や下地状況にもよるのですが大体3時間ぐらいでパテが乾き完全に固まり、固まったパテは石膏ボードと同じ役割があります。

クロス屋さんは下地状況にもよりますが大体2回~3回程度乾いたパテの上にパテを重ねて打って平らにならします。

パテは撹拌機で作ります。

パテは主に下記のようなものがあります。

  • 下パテ【GL】
  • 上パテ【仕上げパテ】

それではこれらについて詳しく紹介していきましょう!

撹拌機でのパテの練り方や詳しい種類についての記事を貼っておくので気になる方は是非読んでください!

下パテ【GL】

クロス屋さんのパテ:GL

GLとは下塗りのパテの事で1回目に打ちます。

パテの目が比較的粗いのでボードの段差や目地にパテを盛る事が出来ます。

大体の方はGLパテでビス頭も打っていきます。ちなみに材料にもよりますがクロスの場合ビス頭は基本GL一発で大丈夫です。

材料がペラペラでものすごく薄い場合はビスパッチを使うと間違いないです。

上パテ【仕上げパテ】

クロス屋さんのパテ:仕上げ

仕上げパテとは上塗りのパテの事で2回目や3回目に打つパテの事です。

パテの目が細かいのでGLであらかた平した部分に今度は微調整でさらに平らにしていく役割があります。

仕上げなのでボードの色に合わせて黄色く色が付けられていて、クロスを貼った時にクロスがちゃんと接着するように工夫されています。

仕上げはGLの2,5倍ぐらいの幅でGLの上から打っていきます。

仕上げはGLより粘り気があり、さらに目も細かいため削るのが大変になるのでなるべく削る事のないように気をつけながらパテを打って行きます。

下地が悪かったり材料が薄かった場合にはなるべく仕上げパテで調整するようにします。

そうすることによって、無駄にパテを盛ってしまって後で光りの入り方とかでパテの部分が盛り上がって見える現象も無くすことができます。
クロス屋さんが使う全て道具について気になる方はこちら

下パテ【GL】の種類

GLパテにも様々な種類があるのですが、ついでなので実際に私が使ってみたパテの感想を痩せの拾え度、打ちやすさ、削りやすさでを10点満点で紹介していきます。

結論から言うとこのような順位になります。

  1. プロジェクトU
  2. ビックワン
  3. ワイドスーパー
  4. Uトップ

あくまで私の独断と偏見によるものですが参考になればと思います。

それでは早速詳しく見ていきましょう!

第1位【プロジェクトU】

クロス屋さんのパテ:プロジェクトU

  • 痩せの拾え度:9
  • 打ちやすさ:9
  • 削りやすさ:7

プロジェクトUは現在私が使っているパテです。

このパテの特徴は全然痩せない事です。下地が悪い現場でも大抵はGL一発仕上げ一発で済んでしまいます。

他のパテよりもケレンもしやすいです。

私の中ではダントツでトップのGLなのでクロス屋さんの方は是非使ってみてください。

第2位【ビックワン】

クロス屋さんのパテ:ビックワン

ビックワンは私が初めて使ったパテでとても親しみがあります。

それでは早速感想を紹介していきましょう。

  • 痩せの拾え度:6
  • 打ちやすさ:8
  • 削りやすさ:5

初めて使った慣れ親しんだパテと言うこともあり、とても打ちやすいのですが今私が使っているパテに比べて痩せが拾いづらいです。

削りに関してはかそこそこ固くなってしまうので削りづらいですし、ケレンにも向いていないです。

第3位【ワイドスーパー】

クロス屋さんのパテ:ワイドスーパー

  • 痩せの拾え度:4
  • 打ちやすさ:6
  • 削りやすさ:7

ワイドスーパーは下パテと上パテ兼用のパテです!

痩せはそこまで拾えないのですが、仕上げでもこのパテを使うため2回打った頃にはそこそこ段差が拾えてしまっています。

しかし下地が悪かったり材料がペラペラだったりした場合は3回~4回ぐらいパテを打たなければならない事もあるのでそういう現場に入る事がある方にはおすすめできないかもです。

第4位【Uトップ】

  • 痩せの拾え度:5
  • 打ちやすさ:5
  • 削りやすさ:9

Uトップは私にとってはザラザラすぎて使いずらいパテです。パテの目がかなり粗いのですが、粘り気がそんなにないので乾くとすぐにヘコんでしまうイメージがあります。ただ削りに関しては一番削りやすいです!値段も比較的安いのでパテを削るのが億劫な方やコストにこだわる方にはおすすめできるかと思います。

上パテ【仕上げパテ】の種類

仕上げパテの種類もGLパテ同様沢山の種類があります。

仕上げ編でもパテの痩せの拾え度、打ちやすさ、削りやすさでみていきましょう。

具体的な順位はこんな感じです!

  1. ハイセメナ
  2. プロジェクトR1
  3. レベロン

それでは早速紹介していきましょう!

第1位ハイセメナ

クロス屋さんの仕上げパテ:ハイセメナ

  • 痩せの拾え度:
  • 打ちやすさ:
  • 削りやすさ:

ハイセメナは現在私が使っているパテで、オールマイティーなパテだと思っています。

レベロンには劣りますがとても打ちやすいパテです。

痩せの拾え度はレベロンとスーパーワイドの中間ぐらいな感じでとても拾いやすいです。

仕上げパテなので削りはそこそこ硬いですが硬すぎず柔らかすぎない感じで剥離もしないです!

仕上げとしては個人的にかなりおすすめのパテとなります。

第2位プロジェクトR1

クロス屋さんの仕上げパテ:プロジェクトR1

  • 痩せの拾え度:
  • 打ちやすさ:
  • 削りやすさ:

プロジェクトR1は前まで使っていたパテなのですが痩せもそこそこ拾えてかなり打ちやすいパテです。

かなり粘り気があるのでパテ板からパテが落ちにくいですしパテの伸びもかなり良いです。

打った後はツルツルした感じになり線が出来やすい為削らないで貼れるように打つのは難しいです。

固まった後の硬さはハイセメナと同じぐらいです。

第3位レベロン

クロス屋さんの仕上げパテ:レベロン

  • 痩せの拾え度:3
  • 打ちやすさ:10
  • 削りやすさ:2

レベロンは私が最初に使っていたパテです。

このパテは伸びがよく耳も良くしごけてかすれないのでパテのラインを綺麗に真っ直ぐ出す事ができてとても打ちやすいのです。

しかし痩せがダントツで拾えないです!汗

乾くとかなり硬くなるのでパテの剥離が起きにくい分削りがかなり大変です。

レベロンを使う時はGLだけで貼れるレベルまでGLをしっかりと打つか3発目に打つ事をおすすめします。

パテ道具の使い方

パテ道具とは具体的に言うとパテベラとパテ板とサンダーの3つになります。

ここではパテ道具の使い方について簡単に説明していきます。クロス屋さんのパテベラ

パテ道具の一つであるパテベラはパテを打つ為の道具です。

手をピースの形にして持ちます人差し指と中指をのばしてパテベラを支え、小指と薬指と親指で握ります。

パテを打つ時は握る指にはあまり力を入れずに人差し指と中指の2本の指に力を入れて手首を固定するように打うと真っ直ぐパテが途中で切れる事なく打つ事ができます。

パテ道具:サンダー、パテ板

サンダーはパテを削る道具です。

紙ヤスリを付けて削ります。なるべく体重をかけて削り、削った後にちゃんと削れているか手で触って確認するのがコツです。

一番キツくて汚れる作業なのでなるべく削らなくてもいいようにパテを打つようにするといいでしょう。

パテ板はパテを乗せておく板の事です。

特にこだわらなくてもいい道具なのですが、強いて言うなら大きさです。

私は大きめのパテ板を使っていますが、小さめのパテ板でも全然大丈夫です。

使いやすいものを使いましょう。

クロス屋さんのパテまとめ

クロス屋さんのパテ

いかがでしたでしょうか?

今回紹介した内容はこんな感じでした。

  • クロス屋さんが使うパテは下パテと上パテの2種類あった
  • 下パテのランキング
  • 上パテのランキング
  • パテ道具の使い方や打ちかた

パテはクロス屋さんにとってかなり重要な作業になるので、特にパテの種類は慎重に選ぶ事をおすすめします。

パテ打ちの本質はクレームを出さないようにいかに削らないパテを打てるか!です。

それだけなのですが、これが一番難しいです。

クレームを出さないようにするとパテを盛ってしまって削りが大変になってしまいますし、なるべく削らないようにするとパテが痩せてしまったりしてクレームが出てしまいます。

クレームが出るぐらいなら削った方がいいのですが、このさじ加減がとても難しいです。

パテ打ちは感覚的な要素が大きいのでなかなか言葉で説明するのが難しいです。いずれ動画で説明できる日がくればと思っています。

少しでも皆様の役に立てれば幸いです。

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